半年で11kg減を体験した現役医師。やっぱり、炭水化物ダイエットはスゴいらしい
|
|
2016/03/19
半年で11kg減を体験した現役医師。やっぱり、炭水化物ダイエットはスゴいらしい
夏井睦/Makoto Natsui 東北大学医学部卒業。練馬光が丘病院「傷の治療センター」長。2001年、消毒とガーゼによる治療撲滅をかかげて、インターネットサイト「新しい創傷治療」を開設。湿潤療法の創設者として治療法の現場を変えるべく、発信を続けている。
2011年の暮れから翌年5月にかけて、個人的に一大事件があった。なんと、約半年のうちに11キロも痩せたのだ。きっかけはちょっとしたこと。インターネットで「糖質制限」の先駆者である江部康二氏(京都・高雄病院)の記事を読み、ものは試しと昼食のご飯を減らしてみたのだ。
そして、自分の体に起きたこと。以下に紹介していこう。
わずか半年で11kg減
50代で学生時代の体型に
最初は半分、その後は3分の2…次第にご飯の量を減らしていった。翌年1月初めからは、昼食のご飯をまったく食べなくなり、同時に夕食時に1杯だけ飲んでいた日本酒も、飲むのをやめて焼酎に切り替えた。すると、70キロあった体重が1月中旬には66キロに減っていた。2月初めには、きつくて着られなかったスーツも10年ぶりに楽に着られるようになった。さらに体重は減り…5月中旬には59キロに。なんと、医学部卒業当時の体型に逆戻りしたのである。
痩せるだけじゃない!
糖質制限の「内なる効果」
変わったのは外見だけではなかった。体質・生活スタイルまで、すべてを好転してくれたのだ。たとえば…。
効果①
昼食後の居眠りをしなくなる
糖質制限をするようになって、ふと気がついたのは「昼食後にうとうとしてこなくなった」こと。それまでは食後に眠るのは日課で、他の医師もみなそうだった。
けれど、昼食を食べなくなってからは、食後にまったく眠くならなくなった。頭がすっきりした状態がずっと続くため、眠る必要がないのだ。糖質制限を始めてから、昼食後の1時間の居眠りがなくなってしまった。つまり、日中の1時間が増えたというわけである。
効果②
飲酒量が増えても「二日酔い」しない
また、朝から夕方までずっと仕事をし、その後午前0時前までお酒を飲み、翌朝5時に起きる。という生活スタイルを何日続けても、二日酔いの不快な消化器症状がなくなった。飲酒量は減らしてないのに、二日酔いだけが消失したのだ。